覚えておきたいこんなこと
よくある症例や飼い主様が知っておくとよいことを画像付きまたはリンクしてご紹介します
よくある症例や飼い主様が知っておくとよいことを画像付きまたはリンクしてご紹介します
仔猫は「手早く」シャンプーをしなければいけません。
基本的にはシャンプーは不要のネコたちですが、どうしても汚れてしまった時など仔猫にはとても多い場面でもあります。
以前「つぶやき」にUPしましたがいつでもご覧いただけるようにそのつぶやきページのURLを貼り付けましたのでクリックして頂ければ直接そのページが開きます。 アメブロ http://ameblo.jp/mi-nainfo/entry-12184356259.html
ワンちゃん・ネコちゃんのシャンプーをする時、ついつい「体が小さいから優しく洗ってあげなきゃ」と思っていませんか?
毛で全身が覆われているこの子たちのシャンプーは「人間の頭を洗うときと同じ位の強さ」で洗ってあげてください。
そう、結構強めです。ただし、写真に載せたように「第二関節の部分を使ってマッサージするように洗ってあげてください」。
普通は「指の腹」で洗ってしまうと思うのですが、短く切っていても爪が当たってしまうこともあります。またこの「ネコの手」で強めにマッサージをするようにシャンプーすることで皮膚の血流がよくなります。
それと、シャンプーは良く泡立ててくださいね。どんなにいいシャンプーでも泡の状態にならなければ良い効果として現れません。
すすぎはシャンプー時間の「倍」を目安に。とにかくしっかり!
それから、もし「毛玉」がある場合はブラシ等で取ってからシャンプーしてください。そのままシャンプーするとよけいに毛玉を大きくするだけですよ。毛玉の下は皮膚病になってしまいますからね。
皆さんからのご質問が多かったのでここで一つの対処法をお教えしますので参考になれば幸いです。
お家のワンちゃんにとって飼い主さんはグループのリーダーです。そのリーダーが「地震」や「停電」で怖がっている反応をすると、「リーダーが怖がる位大変なことなんだ!」と認識してしまいます。
リーダーはできるだけ冷静にかつおおらかに^^地震・停電でも全く動じない姿勢を見せるのが大切です。
例えば:全く動じずテレビを見て笑っている。全く動じず寝ている。
こういったことが必要です。但し、すでに怖がってしまっている場合は無理せず抱きしめてあげて下さい。
リーダーに抱きしめられる(守られている)という感覚は一番安心するはずです。
不安がっているワンちゃんの場合はできるだけ小さな、全身がやっと入るくらいの移動用ケージがあってもいいかもしれません。
怖いときや不安なときは広い場所よりも、できるだけ狭い場所で丸くなったりすると比較的安心できるものです。
広いサークルで過ごしているような場合は、その中にケージを入り口を開放した状態で置いておいてあげるとよいかもしれません。
また、「夜1人にするとすぐなくようになってしまった」などの場合は、無理せず移動用ケージで同じ寝室へ連れて行ってあげることをお勧めします。
「リーダーと一緒なら安心できる^^」と考えていることでしょうから、それを無理に引き離す必要はないと思います。
できるだけ安心させてあげて、問題行動がなくなってきたら徐々にいつもの状態に戻してあげればよいと思います。
但しここで注意点ですが、「いつも一緒だったのを急に1人にしないこと」です。
ワンちゃんたちは急に離されるとまた不安になります。また「仲間はずれにされた」と思う場合も多いです。普段に戻すときこそ注意して少しずつ距離を置くようにしてください。
少しでもご参考になればと思います。
ただ、いくらためしてもパニックになってしまう場合は違う方法もありますのでご相談くださいね^^
この写真は猫どうしのケンカで咬まれそこが化膿してしまい、皮膚が壊死して穴が開いた状態です。
軽度であれば通院での治療も可能ですが、この症例は傷口がとても大きかったため、全身麻酔をかけて化膿した部分を洗浄・消毒し、外科的に縫合処置をしました。
毛で覆われているため、膿がたまって腫れてきてから気がつくことも多いようです。
写真は、主に尿中のPHが高いとき(アルカリ性にかたむく)にみられる「ストルバイト結晶」です。
犬にも猫にもおこります。膀胱炎を併発した場合、「血尿」や「トイレに何度も行く」などの行動がみられます。
この写真の状態は「結晶」ですが、この状態が続くと膀胱内で「結石」となります。
また、尿道に閉塞をおこした場合、急性腎不全をおこし、命にかかわることもあります。
ストルバイト結晶は、専用のフード(療法食)に変えることでPHを下げ(酸性にかたむけ)、結晶のできにくい状態にしておくことができます。
主として、耳にダニが寄生することにより起こる外耳炎のことです。
ミミヒゼンダニ症・耳疥癬(カイセン)とも呼ばれます。
猫・犬・フェレットにもみられ、強い痒みと黒っぽいカサカサした耳垢が特徴です。
耳ダニ症にかかっている子との接触によって感染します。
治療法としてはスポットタイプの駆虫薬もありますが、それとともに耳掃除と専用の点耳薬も使用した方が効果的です。
猫には「ハジラミ」の寄生がみられることがあります。
ハジラミは吸血はしませんが、体表を活発に歩き回り、皮膚や被毛のくずをかじって食べるため、皮膚炎になり痒みがでます。
犬や人には寄生しません。フケと見間違えてしまうことも多く、毛に産み付けられた卵の状態で発見されることが多いです。
ハジラミが寄生しているネコとの接触で感染します。
スポットタイプの駆虫薬で駆虫ができます。
この子はTOPページにも参加している猫ですが、ハチで遊んでいたところ偶然顔を刺されてしまった時の写真です。向かって右頬が腫れてしまっています。
ハチやアブなどに刺されてしまった場合、ショック症状を起こすこともありますので、早めに対処することが重要です。
これは「皮膚糸状菌症(カビ)」という皮膚病の一つです。
主に免疫力が低いとされている幼児期・老齢期(犬・猫問わず)に感染しやすい傾向があります。
この病気は人への感染の可能性もありますので、確実な診断・治療が必要です。
「マダニ」は寄生するとすぐ吸血を始め、特にメスのマダニは吸血前の体重に比べ100倍ほどにもなるまで吸血をするとされています。また同時に、病気の感染源ともなります。
主に春から夏にかけて多く発生し、草むらなどに生息していて、散歩の時などに感染してしまいます。
月に1回のスポレーやスポットで予防・駆虫が出来ます。(動物病院で処方されるお薬をお勧めします)
これは皆さんが一度は耳にしたことがあると思います。写真は「幼虫」です。「成虫」の写真は撮れ次第UPします。
ノミに刺されることによって痒みが出ることが多く、またアレルギー症状を起こすことがあります。
通常ノミは春から夏にかけて発生しますが、環境等によっては1年中見られる場合もあります。また、ノミは条虫の感染源ともなりますので、寄生する前の予防が大切です。
糞便検査によって顕微鏡で見つけることができます。
大きさは回虫卵の半分くらいです。
感染している犬や猫がする便の中に排泄され、その便を何らかの形で舐めてしまうことによって感染します。
感染すると便がゆるくなることが多く見られます。
治療としては、薬をのませることで駆虫することが可能です。
写真は「犬回虫」です。猫には主に「猫回虫」が寄生します。
体長は雌で5~18cm、雄で4~10cmぐらいです。
主に土の中などに卵があり、その土を歩いた後に足の裏を舐めたりして口から入ります。
「胎盤感染・乳汁感染」と言って、お母さんのお腹の中にいる段階から感染してしまうことも多いので、仔犬・仔猫では一般的に見られる寄生虫です。
駆虫薬(飲み薬)で駆虫できます。駆虫すると成虫は便と一緒に排泄されます。
上の回虫の卵です。この卵が口から入って感染します。
糞便検査にて顕微鏡で見ると見つかります。
多く寄生していると、便がゆるくなってくることもあります。
先程説明しました「駆虫薬」で駆虫できます。
健康診断の一環として、年に1回は糞便検査をすることをお勧めします。